気がついたら会社を辞めて独立起業していました

Colabo代表の小川のブログです。 起業して感じたことやキャリアや就活についてゆるーく発信していきます!

独立前にやっておけばよかったと思う5つのこと

ちょっと気分転換にブログ更新。

 

タイトル通り、自分が独立前にやっておけば良かったとか、

こういう状態になっておけばよかったっていうのをメモしてみました。

もしよければ読んでやってください。

 

①もっといろんな人にサービスを見せて回ればよかった

 当たり前のことなんですが、

 いろんな人からいろんな視点でフィードバックをもらうのは重要です。

 ユーザーや投資家はもちろん、ビジネスにおける先輩方からは、

 できるだけ多くフィードバックをもらうべきだと思っています。

 (取捨選択するのは自分ですが。)

 独立後に3度ピボットし、今のカタチになっているのですが、

 もっと会社に所属しながら動けたなーと感じています。

 

②飛び込む業界のお金の回り方についてもっと調べておけばよかった

 まあ飛び込む業界だけでなく、

 いろいろな業界のお金の回り方について

 考え、聞くというのはビジネスマンとして大切だとは思います。

 せめて、自分が勝負する業界で

 どのようなお金の循環とキャッシュポイントが存在しているのかを

 調べておくべきですよね。

 

③ラーメン代稼ぎの案を考えておくべきだった

 とにかくラーメン代稼ぎの案が考えられていると、

 精神的に安定する気がしますw

 ②の業界のお金の動き方、キャッシュポイントを理解して、

 なにかラーメン代稼ぎの案を、

 企業に所属しながら考えておくべきだったなーと強く思います。

 コーディングができる方は受託で全然OKだと思いますが。

 

④必要な経費についてもっと細かく調べておけばよかった

 生きているのってお金がかかると、独立して改めて感じています。

 特に重いのが税金や保険料。住民税や健康保険は結構痛いです。

 (健康保険は入らないという手もありますが。)

 給料をもらっているときは勝手に引かれるのであまり気にしませんでしたが、

 独立するならどれぐらい月にお金が出ていくか

 細かくチェックしておくべきだと思います。

 人それぞれかもしれませんが、お金の問題で病むのが一番辛いです。

 

⑤楽観的すぎた

 そもそも楽観的でないと独立できないだろ!って意見もあると思いますが、

 それでも「なんとかなる」と思いすぎていた気がします。

 独立前の自分に今声をかけるなら、

 「バカ野郎!もっと深く、慎重に物事を考えろ!そんなに甘くないぞ!」

 です。

 上手くいくイメージとか、なりたい姿とか、実現したいビジョンは、

 もちろん今でも持っていますが、

 だいぶ、目先のことを意識するようになった気がします。

 将来の成功イメージだけ持って、

 「なんとかなる」「うまくいく」なんてのんきに考えていた自分が恥ずかしいです。

 

以上ですが、独立起業して自分は本当によかったなって思ってます。

もちろん悩み、苦しむことも多いですが、

それでもいろんな人に支えられ、毎日楽しく仕事をしています。

少しでもその方々に恩返しをしたいというのが今のモチベーションです。

さあ、もうひと仕事!!!!!!!!!!

就活のネタがないよー問題について

久々の更新です。

結局続かなかった…

たまに考えてること発信します。

 

最近自己分析やES作成の相談を受けるんですが、

「私は留学もしてないですし、バイトも飲食店でした。話せることなんてなにもないんです。」

なんて学生さんによく会います。

いわゆる就活のネタがないよー問題です。

 

ところがどっこい就活のネタがないなんて人は1人もいません。

 

会社の人たちがなにが聞きたいかというと、

みなさんが

①どんな苦しい経験をしてきて、

②それをどう乗り越えて、

③どんな自分の特徴を認識したかor成長を得たか

の3点です。

 

生きていることは辛いことの連続でだと思うので(病んでいるわけじゃないですよw)、

絶対に話をできることはあるはずです。

 

ポイントは、辛さを感じるツボが年齢や性別、過去の経験によって人それぞれだということ。

私とあなたの「悩み」や「辛い」を感じるポイントは違いますし、大学生と小学生のそれらも違いますよね。

ただみんな辛い経験や悩みを持っている(今はもっていなくても解決したor近い将来また持つ可能性がある)わけです。

 

じゃあどうやってその経験を言語化していくか。

ここでぜひ、実際に社会人の人が就活で出会ったES・面接の質問や

面接官なら聞きたい質問、

考えておけば良かった自己分析のネタを提供してくれる

就活SNSのColaboで友人や他の学生さん、社会人の皆さんの意見を参考に

考えてもらいたいのですが、

こんな考え方したらいいよーってのも載せておきます。

 

・ステップ1:自分が困難を乗り越えた経験をリスト化

 例:サークルの幹事長

・ステップ2:自分が打ち当たった困難をそれぞれさらっと書く

 例:人が辞めていく

・ステップ3:意識したこと、解決策をリスト化

 例:みんなでトコトン楽しむ。みんなの意見を聞き、反映させる。仕事を任せる。

・ステップ4:結果どうなったかを書く

 例:みんなから「ありがとう」をもらった

・ステップ5:自分の特徴、成長

 例:猪突猛進的な行動力は特徴。人に任せる、傾聴の重要性に気付けたのが成長。

 

こんな感じの簡単なものでOKです。

フレームさえ理解してもらえれば、いくつも作れます。

納得いくものを肉付けしてESにしてみてください。

 

もう一度。就活の相談やES添削は喜んでやるのでぜひ連絡ください。

小川 裕大 | Facebook

(既に16卒のESをぽろぽろ添削してます。)


就活で使える自己分析・ES・面接のネタが集まる!|就活SNSのColabo(コラボ)

新卒採用の歴史について調べてみた。〜昭和(戦後)から現在まで〜

こんにちは。

前回は第二次世界対戦中までの新卒採用について書きました!

今日は戦後から現在までのお話です。

 

☆昭和(戦後)
戦後の混乱が一段落し、定期採用が復活したのは朝鮮戦争による米軍特需がきっかけでした。
移行も高度成長期の流れに乗り、多くの企業が大量に大卒を採用するようになります。
この時期になると大学生の増加、産業の高度化などにともない、
大卒者の配属は、中枢部門から営業などの現場へと広がりを見せ始めます。
現在の就職活動の主流である自由応募が一般化したのは1968年からです。
それまでは文系学生も大学からの推薦で企業の選考を受けていましたが、
大学紛争により推薦機能が麻痺。
学生が自力で企業訪問を始めたのがきっかけだった。
それに伴い「就職情報産業」が生まれ、
企業の採用活動・学生の就職活動は大きく変わっていきます。

 

流通、外食などの当時の新興産業企業が新卒採用を開始し、大卒者の就職先は多様になっていく中、
1986年に施行された男女雇用機会均等法により、多くの企業が男女別採用方式を撤廃。
4年制大卒女子に対して採用の門戸を開き、大卒女子の活躍範囲が大きく広がることになります。

 

1986年のプラザ合意に端を発した円高により、一時の不況を経て日本はバブル景気に突入。
主要企業の採用数は激増します。
しかし、大卒者の5割近くが上場企業に入社を果たすほどの狂騒的な時期は長くは続かず、
バブル崩壊とともに一気に就職氷河期を迎えることとなります。
このころから企業は学生の質にこだわり始めます。(質って何だっていうのはおいといて)
優秀な人材が採用できなければ採用予定数を満たさなくても致し方なし、という厳選採用がこの時期から当たり前になっていきます。
厳選採用のスタートに伴い、エントリーシートが誕生し、面接が重視されるようになります。
伝えることのできた学生だけが狭き門をくぐれるようになったため、自己分析の必要性が叫ばれるようになります。

 

1997年に就職協定が廃止され、大卒就職は自由化時代へと突入。
職種別採用、通年採用、学校名不問採用、インターンシップ採用、初任給差異化採用、留学生・外国人採用など、
企業と学生の新たな出会いのシステムが次々と登場します。
こうした自由化の動きは、インターネットによって加速されました。
しかしながら、オンラインツールが活性化したため、
近年は多様な出会いの機会は減衰し、採用活動・就職活動は画一化、パターン化しているように思えます。
また、1990年代の中ごろから、新卒無業、大卒フリーターの急増する一方、就職難が続く中でも、
一部の優秀な大学生には多くの企業からの引き合いがかかるようになっています。
このような大学生の二極化現象は、2000年代中ごろに景気が回復し、採用数が激増しても解消されず、
大卒市場の構造的な問題となっているのは今変わりません。

 

とにかく今の日本の新卒採用の仕組みって古いものであることは間違いありません。

オンラインとオフラインのバランスをうまく整えて、

より仕事、キャリアに触れ合う機会を増やしていきたいものです。

新卒採用の歴史について調べてみた。〜明治から昭和(戦中)まで〜

最近インプットの量を意識的に増やしています。

だれよりもその市場について詳しくなろうと。そこから課題とアプローチをより深堀しようと。

まず歴史から学ぼうと思い、アポの間に調べてみました。

興味深いので共有です。

長いので2回に分けます。

帰りの電車とかお昼休みに読んでみてください。

 

☆明治時代☆

日本に大学という教育機関が誕生したのは1870年代。

この時期の大学というのは「旧帝大」であり、いわゆるエリート層と呼ばれる人たちでした。

卒業生のほとんどが学界や官界を目指し、就職していくのですが、

一部は中央官庁とのパイプを必要とした旧財閥系企業などに幹部候補生として迎えられた。

三菱はその代表であり、1879年より学卒新入社員の採用を定期的に行い始めました。

これが、日本企業の新卒定期採用のスタートとされています。

 

☆大正時代☆

第一次世界大戦をピークとする好景気の到来で、多くの企業が高等教育を受けた人材

を求めるようなります。

しかし、その当時の大学は旧帝大しかなく、人材は非常に限られていました。

そこで、企業は高等小学校を出たばかりの優秀な若者を多数採用し、社内で育成する

ようになります。

「ポテンシャルの高い新卒を採用して社内で育成する」今も引き継がれるシステムのス

タートです。大学の新卒者に対しても受け継がれ、「ポテンシャル採用」が当たり前の

こととして定着していきます。

その後、日本は第一次大戦後の終結と関東大震災の影響による不況へと突入していきます。

就職希望者が殺到するようになり、選抜試験を行うことが慣行化されます。

「新卒一括採用」の始まりです。

こうした就職難に対応するために、大学は就職部、

今で言う「大学のキャリアセンター」を設け、

就職ガイダンスや模擬面接などを行うようになっていきます。

 

☆昭和(戦前)

昭和初期の日中戦争がきっかけに新卒市場は「売手市場」戻っていきます。

軍需産業を中心に需要が急増しましたが、軍事体制の時代であったため、

企業・学生の選択の自由は奪われ、

国家による配給という形で新卒を割り当てるようになりました。

しかし、一部企業が法令適応外の既卒者を高給で引き抜き始めたことから、

新卒初任給は上昇。

1940年に初任給の一律化を断行します。

今も名残のある「新卒の給料は横並び」の文化はこの時期に成立しているのです。

 

このようにしてみると今の新卒採用の仕組みの多くが明治から昭和(戦中)に作られているのがわかります。

移動手段の発展やインターネットの普及による人と情報のグローバル化によって、

課題が出てくるのは当たり前ですよね。100年ぐらい昔の仕組みなんですから…

 

 

新卒採用の課題に関して最近思うこと

新卒におけるミスマッチ=難しすぎる課題だと改めて認識している今日この頃です。

 

お世話になっている皆様に

レッドオーシャンすぎじゃね?」

とか

「市場小さいよね」

とか

「そもそもその課題、解決するの無理じゃね?」

とかとか

そうですよねーと思うことを結構言われます。

 

自分でも難しすぎることはわかっていて、

完全に想いベースで走っちゃってる訳ですが、

でもあーだこーだ考えているといろいろ思うところも出てくるので、

3つほど書いてみたいと思います。

 

①関わっている人、組織の共犯で今の新卒採用の課題ができている

企業、学生、政府、教育機関…

新卒採用に関して関わる人や組織を挙げるとキリがないですが、

すべての人や組織の共犯だと考えています。

すべての人や組織がそうであるわけではないですが、やっぱり内定が目的になりがちですし、教育機関は社会に触れる機会を多く提供しません。

 

②人材会社がソリューションではなくサービスを考えている

ビジネスですから、お金を稼ぎ、会社を大きくしなければいけません。

しかしながら、既存の市場でいかに成果をあげていくか、売上を伸ばして行くか、

そこにこだわっているあまりにも企業が気がします。

社会的な課題を解決するソリューションを、より長期的な視点で考えていくべきです。

新卒市場の課題、日本の雇用の課題を解決することで、市場を大きくしていく。

そんなアプローチが今日本には求められている必要だと思います。

 

③ソリューション提供企業が単体で活動している

最近、同じような想いで、ソリューションを提供しよう、社会的なインパクトを残そうとする企業さんに出会うことが増えました。

ご縁をいただいて本当に幸いです。

お話を聞いていると、そういった企業さん、それぞれがそれぞれのアプローチを行ってます。

なんかすごくもったいなさを感じています。

新卒採用の課題は大変根深い課題なので、

各社が協力して取り組むことによって、

協力各社のメリット、学生のメリット、採用活動を行う企業さんのメリットが大きくなると思います。

そしてなにより社会的なメリットを最大化できると確信しています。

 

最近感じているのはこんな感じです。

では。

内定至上主義ってどう思います?

内定至上主義ってみなさんどう思いますか?

 

新卒採用における企業のKPIは内定承諾者数。

学生は内定を獲得することが目的。

 

採用ならびに育成は長期スパンで見ないと本当の意味での定量的成果、

つまり入社した新卒社員がどれほど社内で活躍するかはわかりませんし、

KPIは内定承諾者数になるのはどこの企業さんでも同じかと思います。

KPIが内定承諾者数になることで、学生には提供されない情報が無数にあるような気がします。福利厚生や残業、給料なんかはその最たる例でしょう。

 

学生はというと、キャリアを就職活動開始のタイミングで考え始め、

就活失敗は負け組だという恐怖や不安と戦いながら、

内定をゴールにがんばります。

「とりあえず」内定がほしい状態です。

 

私はこの内定至上主義に非常に違和感を覚えています。

両者が内定にゴールを持つことで発生しているミスマッチは計り知れないのではないでしょうか。

 

「だれでもいいから彼女を作りたい」っていますか?って話です。

好みは人それぞれだと思いますが、それぞれがその判断の基準を持っていて、

その中に譲れないものがあるはずです。

 

いまの就職活動の内定至上主義は基準すら考えない、

基準を満たしているかその判断材料すらない状態を生み出しています。

 

もう少し長いスパンで”人”と”キャリア”に向き合う仕組みを何か作れないか。

日々乏しい脳みそを絞り、考えています。

ご意見やヒントがあればいただけると幸いです。

25年間で一番後悔していること

お盆休みは実家に墓参りにいっていました。

 

私の祖父は、私が浪人中の2008年の秋に亡くなりました。

勤めていた一部上場企業の労働組合を立ち上げ、

定年後は選挙に当選し、議員として活躍。

話にはユーモアがあり、誰にでも親切で、

家族や親戚はもちろん地域の方々皆が祖父を信頼していました。

 

高校時代も部活をしていたこともあり、

祖父が亡くなる前、2年間、私は顔を合わせていません。

帰省できるタイミングがなかったかと言えば嘘になります。

「少しの間でも、帰ればよかった」と後悔しています。

 

大事な人との時間をもっともっと大事にしながら生きていこうと強く思うばかりです。